八月 葉月
7月始め 国立劇場の 長唄演奏会に行ってきましたが、この所 タイ国からの三味線の犬の皮がはいらなくなり、四ツ皮と犬の皮は、全く足りません。 そして、開発されたのが、カンガルーの皮! ヤギの皮!合成皮! 研究に研究を重ね、一流の演奏家による弾き比べがありました。どの皮も我々凡人が聞いても解らぬ位演奏者の技量に圧倒されましたが、弾いている人たちの感想も、良き感じとのことで、まず、この先の心配がいくらか無くなり ほっとした次第です。 邦楽ジャーナル8月号にも、テレビにも、この時の舞台の様子が載っておりました。 25日も長唄、助六を、小島先生のカンガルー皮の三味線演奏を聴く機会がありましたが、全く、四つ皮と変わらないと思った次第です。 8月はお稽古も暑くて大変ですが、どうぞ、健康に気おつけてお過ごしください。